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Quarter Coin
1997年12月、アメリカ合衆国大統領ビル・クリントンの承認を受け、合衆国通貨史にとって歴史的なプログラムが発表されました。今では当たり前のようにデザインは当時、米国内での話題の中心となり、3大ネットワークもトップニュースとして取り上げた程でした。

プログラムの内容は、1999年~2008年の10年間(1年に5州)に合衆国全州(50州)のオリジナルデザインの施されたクォーターコイン(25セント)が発行されるといったものです。
2008年で全ての25セントが出揃いますので、コレクションとして集めるのも思い出の1つになると思います。マサチューセッツ州を含むニューイングランド6州のクォーターのご案内。その他の州と詳細は公式サイトでご確認ください。

"The Minuteman" と呼ばれているマサチューセッツ州のコンコルド国立歴史公園の保護官の像をモチーフにデザイン。選ばれたデザインには、The Bay State の歴史が描かれています。"The Minutemen" は独立戦争の際に隊列を組み戦えるよう訓練、結集された普通の農夫や開拓者。1998年2月に州知事は、マサチューセッツ州の小学生が州の記念となる25セント硬貨のデザインを提案することを推奨するユニークなコンテストを開始しました。100デザインの中から諮問委員会は慎重に審議を行い、5デザインまでしぼり込みました。最終的に州知事、州副知事が決定したデザインコンセプトを1999年の6月に発表しました。デザインコンテストの対象を小学生に限定したのはマサチューセッツ州だけと言われています。

New Hampshire
ニューハンプシャー州が合衆国憲法を批准した9番目の州であることを示す9個の星が硬貨のデザインとして表現され、自然がつくり出した景観のなかの1つである"山の上の老人"に敬意を表して描かれたデザインが特徴です。"山の上の老人" はニューハンプシャー州の北の玄関口で、特別な形状を持った岩の集まりです。その岩の集まりは、5層の赤い花崗岩で構成され、東の方向を眺めている老人の顔に見えます。ニューハンプシャー州のデザインは住民の意見を重視し、公募用のホームページを作成、選定の過程やプログラムに関する情報を掲載して公募が行われました。最終的に25セント硬貨のデザインは、"山の上の老人(The Old Man of the Mountain)"に敬意を表すものが選ばれ、財務長官が最終判断をして決まりました。

Vermont
バーモント州は、スキーと樹液から造られた砂糖とシロップの生産地としてもっとも有名なところから、カエデの木に樹液の詰まったバケツがデザインに選ばれました。また、バーモント州の緑の山々の北側の半ばにある独特(ラクダのような)な山 "Camel's Hump Mountain" が刻まれています。芸術評議会が5種類のデザイン案を住民に提案、そのどれもに "Camel's Hump" が含まれていました。最終案が州知事によって選ばれました。

Maine
メイン州には、Pemaquid の花崗岩の海岸の頂上に立つ Pemaquid 灯台と、海をゆくスクーナー船が描かれています。Pemaquid 灯台は、マスコングス湾とジョンズ湾の入口の目印となっています。船舶の往来が始まった頃、浅瀬が航路の障害となって多くの船が沈みました。海上貿易が増えるにつれ灯台が必要になり、1826年に灯台を立てる出資が行われました。灯台は船にとっての重要な役割となり、現在ではメイン州の最も有名な観光地の1つとなっています。

Connecticut
コネチカット州の遺産である "The Charter Oak" が刻み込まれています。 1687年に、英国の代表団は、コネチカット州の統治体制に挑戦し降伏を要求。ロウソクの炎が神秘的に消えた一瞬、英雄と呼ばれるジョセフ・ワドワースが、"憲章"を英国人側から奪い、最も安全な場所として隠した場所が堂々とした白の樫の木でした。 検討委員会は州知事の承認のもと、全員一致でデザインを決定、23人が表彰されました。

Rhode Island
デザインは、"Ocean State(海の州)" に敬意を表するもので、高級な帆船が有名なナラガンセット湾を帆走する様子と背景にペル橋が刻まれています。このデザインは。最も有名なスポーツであるヨットセイリングの展示会場です。世界の"セイリングの首都"として知られているロードアイランド州は、アメリカズカップを50年以上も保持(優勝)し続けた歴史を持ちます。州芸術評議会がコインに関する諮問委員会を設置、3デザインが最終選考に選ばれました。最終的には住民の投票により決定されました。




