三杯目「EXTREME」
みなさん、こんにちは。
すっかり朝晩と涼しくなり、やっと深い眠りにつける気持ちよい季節になりました。
今回ご紹介するバンドは私黒炭酸水が最も影響を受けているバンド、ボストン出身のEXTREMEです。このバンド、ある一曲のヒットで一気に有名になりました。今でもラジオで流れているのですが、誰でも一度は耳にした事のある曲です。「Say I love you〜」と始まるMore Than Words、ご存知ないですか?
Extremeは合計5枚のフルアルバムを残しております。(ベスト省く)
各アルバム、全く違う音楽性でありますが、ロックというカテゴリーだけにはとどまらない柔軟なバンドです。
1枚目の「EXTREME」は80年代後期ということもあり、音も派手なハードロックサウンドです。しかしこのバンドのハーモニーは当時活躍していたバンドたちとはかけ離れて違う、まるでQueenを彷彿させる様なコーラスを多用しています。これは全てのアルバムで共通です。実際にライブでもこのハーモニーの素晴らしさは体験できると思います。ギターリストのNuno BettencourtはいかにもVan Halenからの影響が大きく、次世代のギターヒーローと期待を受けていました。しかし1枚目のセールスは成功には達してはいませんでした。
彼らの分岐点は2枚目の「Pornografitti」にあるでしょう。More than Wordsの他にも素晴らしい楽曲が並び、オープニングの「Decadence Dance」は当時の私には特に衝撃が強かったです。
このアルバムで彼らはFunk Metalとい言葉を生み出しました。90年初頭の西海岸から多く輩出されたロックバンドとは一線を画するリズムプレイはその当時衝撃でした。ボーカルのGary Cheroneの伸びのあるボーカルと、Nuno Bettencourtの素晴らしいリズム感と正確なテクニック、Pat Badgerのつぼを得て、時にはNunoとのユニゾンプレイをも正確にこなすベースと彼の歌う高音のコーラスハーモニー、Paul Gearyのシンプルだが力強いドラムと、大きく成長したアルバムです。このアルバムからは「More than Words」の他にに「Hole Harted」もTop10にランクされています。
2枚目で一躍トップバンドとなった彼らはツアー中にどんどん曲を書き貯めてきます。そして3枚目「3 sides to every story」を発表します。2枚目の「Pornografitti」の派手さも残しつつも、オーケストラと導入したり、ジャズっぽい曲を収録したりと、かなり実験的なアルバムであり、タイトル通り、3つの異なったサウンドで成り立っています。2枚目に比べ、曲の印象が少し薄く、結果的には大ヒットは生み出せませんでしたが、味のある良いアルバムです。
4枚目の「Waiting for punchline」では前出3枚とは違い、もっと生々しいサウンドに仕上がっています。一切余計な物は省いた様な音で、「3sides〜」とは違い、本当に4人での演奏という感じです。このアルバムよりMike Manginiを新しいドラマーに向かえ、より演奏に重点を置いたものになっています。。
ツアー終了後、ギターリストのNunoがソロ活動に専念すべく脱退、ギターリストを失ったバンドは後任を探すも、Nunoの様な個性豊かなギターリストは見つける事が出来ず、解散。そしてボーカルのGaryはVan Halenへと加入します。 しかし昨年、2008年に再結成、ニューアルバム「Saudades de Rock」を発表しました。素晴らしいハーモニーは健在で、1曲目の「Star」は5つ目のExtremeサウンドを物語っています。他のバンドでは絶対に作れない、わずか4人のメンバーが奏でる演奏は昔にも増して、分厚く、荒々しい音です。。他のバンドには決してまねする事の出来ない物であり、それが彼らのシグネチャーなのです。
先日行われた2009年のツアーファイナル、House of Blues Bostonでの演奏は撮影され、バンドにとって初めてのコンサート映像がリリースされる事になっています。
やはり彼らの醍醐味はライブ。是非一度は足を運んでみはいかがでしょうか。





